会計事務所への転職を考えている人の多くが不安に思うのが、「ブラック事務所に入ってしまわないか?」という点です。
実際、会計事務所業界は事務所ごとの差が非常に大きく、同じ仕事内容でも
- 残業時間
- 担当件数
- 教育体制
- 給与水準
などの環境が大きく異なります。
しかし、ブラック事務所の多くは面接での質問次第である程度見抜くことが可能です。
この記事では、人材紹介業界で10年以上キャリア支援をしてきた視点から、会計事務所のブラック回避のために面接で必ず聞くべき質問を紹介します。
会計事務所のブラック事務所に多い特徴
まず、ブラックな会計事務所には共通する特徴があります。
- 残業時間が非常に多い
- 担当件数が多すぎる
- 教育体制がない
- 離職率が高い
- 給与が相場より低い
これらは求人票だけでは分からないことが多いため、面接での質問が非常に重要になります。
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会計事務所のブラック回避|面接で聞くべき質問10選
①平均残業時間はどれくらいですか?
最も基本的ですが、必ず聞くべき質問です。
特に確認すべきポイントは以下です。
- 通常期の残業時間
- 繁忙期(確定申告期)の残業時間
もし曖昧な回答しか出てこない場合は、労務管理が曖昧な可能性があります。
②1人あたりの担当件数はどれくらいですか?
会計事務所の働きやすさを左右する最も重要な指標の一つです。
目安としては以下の通りです。
- 20社〜25社:比較的余裕あり
- 30社前後:一般的
- 40社以上:かなり忙しい
担当件数が多すぎると、残業が増えやすくなります。
③入力業務はどこまで担当しますか?
事務所によって、入力業務の分担が大きく異なります。
- 入力スタッフがいる事務所
- 担当者がすべて入力する事務所
担当者がすべて入力する場合、担当件数が多いと業務負荷がかなり高くなる可能性があります。
④税理士試験の勉強との両立は可能ですか?
税理士試験受験生にとっては重要なポイントです。
具体的には以下を確認しましょう。
- 試験前休暇の有無
- 残業配慮
- 科目合格者の在籍状況
受験生が多い事務所は、勉強との両立に理解があることが多いです。
⑤入社後の教育体制はどのようになっていますか?
未経験者や経験が浅い場合、教育体制は非常に重要です。
例えば以下のような体制があるか確認しましょう。
- OJT制度
- マニュアル
- 研修制度
「見て覚えてください」という事務所は注意が必要です。
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⑥平均勤続年数はどれくらいですか?
平均勤続年数は職場環境の良し悪しを判断する重要な指標です。
目安としては以下です。
- 5年以上:比較的安定
- 3年前後:やや入れ替わりあり
- 1〜2年:離職率が高い可能性
⑦繁忙期の働き方はどのようになりますか?
会計事務所では確定申告期が最も忙しくなります。
確認しておきたいポイントは以下です。
- 休日出勤の有無
- 残業時間
- 代休取得
繁忙期の働き方は事務所ごとにかなり差があります。
⑧担当顧客の業種はどのような会社が多いですか?
顧客の業種によって、業務負荷は大きく変わります。
例えば以下のような業種は比較的忙しいことが多いです。
- 飲食業
- 建設業
- 小規模事業者
⑨スタッフの年齢構成を教えてください
年齢構成を見ることで、組織のバランスが分かります。
例えば
- 20〜30代が多い → 成長志向
- 40代以上が多い → 落ち着いた環境
極端な構成の場合は理由を確認しておくと安心です。
⑩退職理由として多いものは何ですか?
少し聞きづらいですが、非常に重要な質問です。
例えば
- 独立
- 事業会社転職
- 家庭の事情
など前向きな理由が多い場合は、比較的良い職場である可能性が高いです。
ブラック事務所を見抜くコツ
面接では質問の回答内容だけでなく、回答の仕方にも注目してください。
例えば以下のようなケースは注意が必要です。
- 質問に対して回答が曖昧
- 残業の話を濁す
- 担当件数を具体的に言わない
こうした場合、実態を隠している可能性もあります。
会計事務所転職ではエージェントを使うのがおすすめ
ブラック事務所を避けたい場合、転職エージェントを使うのも有効な方法です。
エージェントは以下のような情報を持っています。
- 離職率
- 残業実態
- 職場の雰囲気
求人票では分からないリアルな情報を教えてもらえるため、ブラック回避の確率が高くなります。
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まとめ
会計事務所の転職で失敗しないためには、面接での質問が非常に重要です。
特に以下のポイントは必ず確認しましょう。
- 残業時間
- 担当件数
- 教育体制
- 離職率
- 繁忙期の働き方
これらを確認するだけでも、ブラック事務所を避けられる可能性は大きく高まります。
会計事務所は事務所ごとの差が大きい業界です。 しっかり情報収集をして、自分に合った職場を選びましょう。
